元の記事
http://www.wizards.com/magic/magazine/article.aspx?x=mtg/daily/eventcoverage/gpbar09/welcome#12


先に行っておくとかなり適当です。

LSV…CascadeSwan
Nassif…5CC

前置き省略。

Game1

3枚の鮮烈土地を置き合うスタート。
初動はLSVの《血編み髪のエルフ/Bloodbraid Elf(ARB)》。

「何がめくれるんだろうなー?」
「俺は知ってるけどw」とLSV。続唱で《突撃の地鳴り/Seismic Assault(10E)》がめくれるがこれは《砕けた野望/Broken Ambitions(LRW)》でカウンターされる。LSVは着地した3/2で殴ってターンを返す。


LSVのデッキには本当に対処しなければいけないカードはそれほど多くないこと、そして自身の5CCはそれらすべてに十分対処できることをナシフは理解している。《紅蓮地獄/Pyroclasm(10E)》で《血編み髪》を処理し3マナ立ててターン終了。今日会場にいる5CCの中でナシフのものは続唱にあまり寄せていない点で少数派である。LSVが《ブリン・アーゴルの白鳥/Swans of Bryn Argoll(SHM)》をプレイするのを見過ごしたあとで《エスパーの魔除け/Esper Charm(ALA)》2枚ドロー、返しにそれを《神聖なる埋葬/Hallowed Burial(EVE)》する。

LSVはろくに盤面に脅威を置けず。相手の《鮮烈な湿地/Vivid Marsh(LRW)》に《現実の否定/Deny Reality(ARB)》を打ち込み、続唱で2枚目の《白鳥》がめくれる。ナシフは《ルーンの光輪/Runed Halo(SHM)》をアサルト指定でセット、4マナたててゴー。LSVとしてはアサルトを着地させることができればまだゲームにはなる。なぜならスワンによってカードを引き続け、《光輪》に対する回答にありつけるからだ。問題はその「回答」が間に合うか、そしてそれが無事解決されるかということだが。

LSVは青鮮烈を対象に2枚目の《現実の否定》。続唱は《突撃の地鳴り》だ。2枚のスペルを前にナシフは長考。結果として《突撃の地鳴り》解決後にそれを《エスパーの魔除け》で破壊することを選択。ついにLSVにチャンスが訪れる。LSVは破壊される前にスワンアサルトでのドローを開始。《光輪》があるため勝つことはできないが、なにはともあれ選択肢が広がる。ターンを終了して《捕らえられた陽光/Captured Sunlight(ARB)》、《白鳥》、《血編み髪のエルフ》の3枚をディスカード。

返しのターン、ナシフは《真髄の針/Pithing Needle(10E)》を置き《突撃の地鳴り》を指定。これでLSVが処理しなければいけないカードは2枚に増えた。
LSVは《白鳥》でアタックしナシフのライフを13に。さらなる《現実の否定》をプレイするが、これは《捕らえられた陽光》をめくったのち…なにもめくらなかった。デッキをすべて晒した上でシャッフル。一方のナシフは《若き群れのドラゴン/Broodmate Dragon(ALA)》を盤面に。

LSVはとりあえず《白鳥》と《地鳴り》を追加するが、もはやデッキはスカスカ
。逆にナシフは《残酷な根本原理/Cruel Ultimatum(ALA)》をうち、ハンドは選択肢に満ち溢れている。

「こりゃだめかもね」といいながらLSVは3体の《白鳥》と2体の《ギトゥの宿営地/Ghitu Encampment(10E)》でアタック。

4/4飛行を2体失うとて、8枚引けるナシフはあまり悲しそうではない。このアタックでライフが8になり次のターン負けてしまうが、《エスパーの魔除け》の2ドローで回答にありついたのだ。
《大渦の脈動/Maelstrom Pulse(ARB)》で3体の《白鳥》を葬り、《ルーンの光輪/Runed Halo(SHM)》で《ギトゥ》を無力化。手札に《謎めいた命令/Cryptic Command(LRW)》がまだ控えてることを伝えられLSV投了。

Nassif 1-0 LSV

LSVはこの続唱スワンを気に入った理由として「サイド時に必要に応じて土地を抜ける、必要に応じてデッキの密度を上げられる」ことを挙げていた。ナシフ側のアンチカード量を見たLSVは相手に対する回答を重点的にサイドイン。

Game2

LSVは別のゲームプランを実行に映す。3Tに《大爆発の魔道士/Fulminator Mage(SHM)》をプレイすると、ナシフの鮮烈土地を破壊し、続くターンには《田舎の破壊者/Countryside Crusher(MOR)》。さらにこれが4/4になった上での《血編み髪のエルフ》、続唱で《涙の雨/Rain of Tears(POR)》。この土地破壊こそ《否認/Negate(MOR)》されるものの、アタックでナシフのライフは13に。
《現実の否定》でさらに土地への攻撃を続けるLSV。しかし続唱は今はスカの《大渦の脈動》だった。ナシフは《エレンドラ谷の大魔導師/Glen Elendra Archmage(EVE)》を展開する。
返しにさらなる《現実の否定》がプレイされる。そしてそれが《血編み髪のエルフ》>《田舎の破壊者》とつながり、観客は歓声を上げる。ナシフのライフはもはや4しかない。
続くターンに《謎めいた命令》でフルタップせざるをえなかったナシフは、第二メインの《地鳴り》によってGame2を落とした。

Nassif 1-0 LSV

「このプランは後手だときついんだよね」Game2を決定付けたLSVの土地破壊サイドだったが、Game1のようにナシフが序盤うごいたとしてもうまくいくだろうか?

Game3

典型的なVividの置き合いでスタート、初動はLSVの《田舎の破壊者》。この時点ではgame3がどうなるか、いままでみてきた大概のGP決勝よりも不透明だ。ナシフは《破壊者》を《砕けた野望》すると、続くターンにフルタップで《エレンドラ谷の大魔導師》を送り込む。この隙にLSVは《反射池/Reflecting Pool(SHM)》に《涙の雨》を降らす。
続くターンにLSVは《現実の否定》でさらにマナベースを攻める。続唱でめくれたのは《突撃の地鳴り》だ。ナシフは《エスパーの魔除け》で2枚引いた後《大魔導師》で《地鳴り》をカウンター。
もう一度《現実の否定/Deny Reality(ARB)》からの《地鳴り》で攻めるLSVに対して《謎めいた命令》での《地鳴り》カウンターで答えるナシフだが、土地は攻められ続けている。

まだまだ、と3枚目の《現実の否定》をプレイするLSV。これが《血編み髪のエルフ》>《大爆発の魔道士》とつながる。このゲーム、LSVは上手くカードを使ってナシフの土地を十分攻め立てているように思える。3枚ともすべて解決されてしまい、《エスパーの魔除け》でLSVのハンドを空にすることぐらいしかできないナシフはものかなしげだ。

ナシフは《ヴェクの聖騎士/Paladin en-Vec(10E)》をプレイ。これには「いい子だね」とLSV。というのも、《聖騎士》のせいで《樹上の村/Treetop Village(10E)》しかアタックにいけないのだ。仕方なくアタッカーとしては使えなくなった《大爆発の魔道士》で《反射池》を壊す。LSVはこの事態を気にしていないようだ。ミシュラ土地のおかげでナシフ側の1/1飛行《大魔導師》に比べてクロックは十分大きい。ナシフ側はバウンスされた土地を置きマナベースを確保していく。こうなると最大の関心事はナシフ側の大技だ。

LSVは《田舎の破壊者》を追加する。しかし、LSVはもっと有効打を引かなければゲームに勝てない。少なくとも、「有効打を引きたい」と思っているはずだ。《炎渦竜巻/Firespout(SHM)》がLSVの《田舎の破壊者》2体と《血編み髪のエルフ》を奪い、《樹上の村》はナシフの生物達と相打ちに。この時点で残り時間は5分。LSVは《原初の命令/Primal Command(LRW)》を撃ってみるが、青命令されるばかり。

ナシフは2体目の《大魔導師》を展開。返しにLSVは《田舎の破壊者》を出すが、エンド時2ドローの後に《大渦の脈動》で処理される。《大魔導師》が徐々にLSVのライフを奪い始める。ここでついにLSVは次なるミシュラ土地、《ギトゥの宿営地》をドロー。これが幕引きとなるのだろうか?次ターンにこのアタックでナシフはライフ1になるが、しかしナシフはそのことを気にしていないようだ。
続いて《血編み髪のエルフ》>《涙の雨》とプレイするLSVだが、ナシフは涙の雨を解決させ、《エルフ》に対しては小さなXで《砕けた野望》を打ち込みフルタップにさせた上で2枚目を打ち込みカウンター。

《熟考漂い/Mulldrifter(LRW)》を展開し、返しの《大爆発の魔道士》を見届けたナシフは、アタックでLSVのライフを4にしての《残酷な根本原理》でゲームを終わらせた。

Nassif 2-1 LSV

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